衛星航法研究室へようこそ

衛星航法(GNSS)は米国のGPSが広く使われていますが、ロシアのGLONASSや欧州のガリレオ、日本の準天頂衛星システム(QZSS)などの整備が進められ、今後急速な発展が見込まれる分野です。
当研究室ではGNSSを用いたセンチメートル・レベルの測位や精密姿勢推定、また慣性航法装置(INS)との複合による有人・無人航空機の航法装置の研究を行っています。最近は、電離圏異常や電波干渉下でも航法を継続させるため、INSで補強したロバスト化GNSS受信機の研究に取り組んでいます。他に、乱気流による航空機事故防止技術、無人機の誘導制御に関する研究も行っています。

GNSS-INS_Plane-Navigation

図1 GNSS/INSによる航空機の高精度航法

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図2 ソフトウエアGNSS受信機

(Ivan G. Petrovski, Toshiaki Tsujii, "Digital Satellite Navigation and Geophysics: A Practical Guide with GNSS Signal Simulator and Receiver Laboratory")